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【Print Story】 #9 Pelham

INTERIOR INSPIRATION 2021.10.01

創設者夫妻がオリジナルプリントを手作りするところから始まったローラ アシュレイ。プリントなくしてブランドを語ることはできません。膨大なアーカイブに加え、現在も年に2回、新作のオリジナルプリントを発表しています。【Print Story】では、なかでも人気のプリントや注目の新作にフォーカス。第9回は、ブランドの草創期にうまれた幾何学プリント、Pelham(ペルハム)をご紹介します。


今回ご紹介するPelhamは、ローラ アシュレイの原点ともいえるプリントのひとつ。ロンドンの小さな自宅のフラットで、創設者のローラとバーナード・アシュレイ夫妻がキッチンテーブルを作業台にしていた時代に誕生したプリントです。

ブランドが設立されたのは1953年で、このプリントが発表されたのはその翌年。当時はシルクのヘッドスカーフにプリントされて、ロンドン中のブティックで販売されていました。その後、2013年のブランド誕生60周年を記念して復刻され、ロンドンのペルハム・ストリートにあるローラ アシュレイ初の店舗にちなんでPelhamと名付けられました。

▲左上から時計回りにAmethyst、Duck Egg、Cramberry、Natural。

色はAmethyst、Duck Egg、Cramberry、Naturalの全4種類。色によって爽やかだったりあたたかみがあったりと、まったく印象が異なります。

▲アーカイブコレクションに寄贈された、1950年代当時のプリントスカーフ

実は、このプリントが復刻されるまでにはちょっとしたエピソードがあります。ブランドの草創期にうまれたこのプリントについてさまざまな情報が残っているものの、写真ですら本物を見たことがあるスタッフは誰もいませんでした。ところが突然、2010年にスコットランド在住の女性から1950年代に購入したというオリジナルのスカーフと手紙が送られてきたのです。スタッフはバーナードの弟のジェフにもこれが本物であることを確認し、スカーフはローラ アシュレイのアーカイブコレクションに寄贈されることとなりました。

このオリジナルプリントをもとに、2013年にはブランド60周年を記念して復刻版のシルクスカーフが発売されました。

▲2013年に発売されたPelhamスカーフ(左からレッド、ブラック)

そのほか、インテリアコレクションやガーデニングコレクションも登場。レトロかつモダンな幾何学プリントは、色によって印象を変え、さまざまなテイストにマッチします。

▲写真左から、本国で展開しているPelhamのランプシェードとファブリック

▲本国で展開しているPelhamのプランター

ブランドのもっとも初期に誕生した、ローラ アシュレイにとって大切なプリント、Pelham。これからもさまざまなアイテムに形を変えて愛され続けることでしょう。